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【5分で解説】残業に悩む教員必見!タイムパフォーマンス(時間対効果)を高めて自由時間を生み出す超簡単メソッド

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学校働き方改革アドバイザーがホワイトボードの前に立って解説している画像。教員がタイパを上げて自由時間を生み出す方法。教員の働き方改革。
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民間企業出身の高校教師(公立)/公民科/教育委員会より指定を受けた授業研究・推進の専門家/著者/キャリアは、大学卒業→大手代理店→働きながら通信制大学で教員免許取得→教員採用試験(1度目は不合格)→→現職10年ちょい(育休取得と現場復帰を経験しました)
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学校働き方改革アドバイザーの小太郎です。

今回は、残業や休日出勤に悩む先生のために、自由時間を生み出すタイムパフォーマンス術を紹介します。

「日々の業務に忙しくて教材研究する時間がない」
「残業ばかりで自分の時間さえ取れない」
「いい加減、早く帰りたい・・」

という悩みはまさに「教員あるある」です。

かくいう自分も、つい数年前までは月残業時間が100hというワーカホリックぶりでした。

しかし、1年をかけて「セルフ働き方改革」を行った現在は、残業がなくなるだけでなく、月30時間ほどの自由時間を生み出すことができるようになりました。

仕事と家庭とプライベート(自分だけの時間)を十二分に満喫できています。

そこで今回は、残業に悩む先生のために、タイムパフォーマンスを高め、自由時間を生み出すためのメソッドをお伝えしたいと思います。

誰でも簡単に始めることができ、再現性も高いのでぜひ試してみてください。

小太郎

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タイムパフォーマンス(時間対効果)こそ教員が重視すべき生産性

学校働き方改革アドバイザーがホワイトボードの前に立って解説している画像。教員がタイパを上げて自由時間を生み出す方法。教員の働き方改革。

「生産性の向上」が働き方改革の肝であることは、社会の共通認識となってきました。

ただ、一口に「生産性」と言ってもさまざまな指標があります。

例えば、

  1. 労働生産性
  2. 資本生産性
  3. 時間当たりの生産性(タイムパフォーマンス・時間対効果)

などです。

 

予算の権限を持たない教員(管理職を除く)にとって、最大のリソースは「時間」です。そのリソースを有効活用し、「短時間でどれだけの成果を得る」ことができるか。

つまり、「時間当たりの生産性(以下、タイムパフォーマンス)」が、
教員にとってもっとも重要な指標
と言えます。

ぜひタイムパフォーマンスを高めて、「短時間で最大の成果」を目指しましょう。

 

タイムパフォーマンスに学ぶ時短術

タイパの本質

タイムパフォーマンスは、以下の計算で求められます。

タイムパフォーマンス(時間対効果)=成果(売上・生産量・付加価値など)/時間(コスト)

 

タイムパフォーマンスは、Z世代を中心に市民権を得ており、出版社の三省堂が選ぶ「今年の新語2022」では、「タイパ(タイムパフォーマンスの略)」が大賞に選ばれました。

Z世代の若者がタイパを求める背景には、仕事を効率的にこなし、多くのサブスクコンテンツを消費しながら、プライベートも充実させたい、という欲求があるのだと思います。

 

こうした「やりたいこと・やらなければならないこと」の増加が、

  • 通勤時間の削減のためのホテルのサブスク利用
  • 大学の講義やドラマの倍速視聴
  • イントロ部分を削除した音楽

などの「タイパ術」となって現れているのです。

 

教員が自由時間を生み出すためのタイムパフォーマンス術

誰もいない教室の画像

Z世代の若者は、「タイパ」を高めるためにどのような生活を送っているのでしょうか。

彼らは、通勤時間や待ち時間などのムダを省き、自分にとって価値あることに注力する、というシンプルな行動原理にしたがって生きています。

 

この構造は、自由時間を得るために「教員が生産性を高めようとする構造」とまったく同じものです。

  • ムダを省く:会議の精選・煩雑な手続き・事務作業の効率化・外部委託など
  • 価値に注力:教材研究・生徒対応・クラス経営・生徒相談など

ただし、「効率化」や「ムダの削減」で捻出できる時間はそう多くありません。
テクニック単体では微々たるものです。

しかし、捻出した時間をさらにタイムパフォーマンスを上げるために投資すれば、自由時間として十分な時間を生み出すことができます。

 

例えば、

  1. 仕事のスケジュールを見直して1日20分を捻出
  2. 1日20分をファイルやフォルダの整理に投資 → 1日30分を捻出
  3. 1日50分(20分+30分)を効率化のためのテンプレート作成に投資→1日10分を捻出
  4. 1+2+3より、1日あたり1h(月間22h)の自由時間の捻出

 

という具合です。

 

時間を生み出すことが目的であれば、この繰り返しで自由時間は増えていきます。

さらに時間を生み出すだけでなく、より生産性にこだわって質・量ともに高い「アウトプット」を目指したい場合は、捻出した月22hを「成果」を上げるための時間、例えば、

  • 教材研究
  • 生徒対応
  • クラス経営
  • 生徒相談

などに費やすことで、タイムパフォーマンスは飛躍的に向上します。

 

ムダを削減し、あなたが大切だと思う価値ある仕事に時間のリソースを集中してみてください。
タイムパフォーマンスの高い働き方が実現できるはずです。

 

まとめ

今回は、タイムパフォーマンスを高めて自由時間を生み出すメソッドをお伝えしました。

行政の働き方改革は心もとなく、管理職に業務改善のノウハウがない以上、最終的に自分を守るのは自身の意識と行動だと思います。

教育とあなたの働き方を持続可能なものにするために、ぜひタイムパフォーマンスを意識してみてください。少しの行動で大きな成果を生むはずです。

 

今日の処方箋
  • Z世代が重視するタイパは、教員の働き方改革・生産性向上にこそ必要な視点
  • 「効率化」で捻出した時間を、さらなる「効率化」に投資することで時間が増える
  • 捻出した時間を「価値ある仕事(成果)」に投資すると仕事の質・量が飛躍的に高まる

 

 

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